薬瓶の小さな2次元コードの確実な検出
課題
薬瓶の2次元コードは、製品回収などの品質保証のために適切に検証されることが重要です。処方、有効期限、ロットコードの情報はすべてバーコードに埋め込まれているため、薬瓶ごとにコードの有無と精度を確認する必要があります。動きの速いライン上で小さなコードを検出するのは難しく、またスペースも限られていることが多いため、質の高い読み取りを実現するためには、小型のハウジングと調整可能なフォーカスを備えたリーダーが必要です。
解決策
ABR 3000はコンベアライン上で動作し、薬瓶の2次元バーコードの有無を検出して確認します。小型であり焦点が調整できるため、スペースが限られたコンベアの横に配置し、必要に応じて焦点を変えることができます。ラボ設備付きの単純なUSB通信インターフェース - ボトルにコードがなかったり、コードが間違っていたりすると、ABRがその状態を検知して生産ラインにアラームを出力します。
読み取りが困難なバーコードの優れた解読性能
ABRシリーズのバーコードリーダーは、DPM、損傷したコード、歪みのあるこーど、およびオーバープリントのコードを含む1次元および2次元バーコードの全ライブラリをデコードする高度なアルゴリズムを使用しています。小さなバーコード、複雑なバーコード、困難なバーコードを確実に読み取れる、さまざまな分解能を備えたモデルが用意されています。低品質コードの可読性を改善できるイメージフィルタが搭載されています。
簡単な設置とセットアップで迅速な導入が可能
ABRシリーズ バーコードリーダーは、撮像装置、レンズ、LED照明が一体となったオールインワン設計で、導入しやすい装置です。超小型のABR 3000は、最も狭いスペースにも簡単に収まります。装置のセットアップは、バーコードマネージャーソフトウェアまたはオンボードのスマートティーチインターフェースを使って簡単に行うことができます。
多彩なレンズオプションで、より多くの用途に対応
ABR 3000には、WVGA撮像装置と9 mmマニュアルフォーカスレンズを搭載したモデルと、1.2 MP撮像装置と6 mmマニュアルフォーカスレンズを搭載したモデルがあり、ウィンドウには標準と偏光があります。また、オートフォーカスレンズを採用しているため、読み取り距離の変化にも容易に対応でき、セットアップや製品の切り替えを容易に行えます。