衛生環境での透明プラスチック食品容器の検出
用途:透明なプラスチック製食品容器の検出
課題:衛生環境での透明体の検出
解決法:バナーエンジニアリングのQ4X透明体検出センサ
メリット:IP69K等級、FDA準拠の頑丈なステンレス鋼エンクロージャ
透明なプラスチック容器は多くの光電センサに特有の課題
熱成形された透明のプラスチック製容器やトレイ、クラムシェルパッケージは、多様な製品の包装に使用されています。充填工程やその他の下流工程をできる限りスムーズに進めるために、これらの容器の前縁を検出して存在を確認できるシステムが必要になります。
透明体を連続して高い信頼性で検出するのは容易ではありません。多くの光電センサは半透明のパッケージを透過してしまいます。多くの用途で必要とされる反射板も時間とともに光が弱くなるか、損傷して反射性を失います。充填ラインで運ばれる容器は形状やサイズがさまざまで、確実な前縁の検出が難しくなります。また、容器の壁にある溝や面によって反射が不規則になることがあります。
課題を克服するために設計されたバナーQ4X透明体検出センサ
バナーのQ4X透明体検出センサはデュアルモードのレーザーセンサで、距離と光度を測定してクラス最高の透明体検出性能を発揮します。小さいレーザースポットと1.5 msの応答速度により、充填ラインでの正確な前縁検出に最適です。
Q4Xには3個の押し応えのあるボタンと4桁アングルディスプレイがあり、セットアップや検査管理を簡単に行えます。オペレータは、滑らかな表面や何もない空間のような安定した背景条件が認識されるようにティーチするだけです。センサと背景条件の間を透明な対象物が通過すると、測定距離やセンサに戻ってくる光が変化し、それによって出力がトリガされます。このようにセンサに背景条件をティーチするため反射板は不要で、反射光による影響を受けません。
この頑丈なセンサは機械的な衝撃や過度の締め付け、極端な振動にも耐えることができます。IP69K等級、FDA準拠のステンレス鋼エンクロージャは、高圧高温洗浄や化学的な定置洗浄工程にも耐性があります。