車両ドアパネルの部品の色検査

iVuカラー車両ドアの画像

用途:車両トリムの色を識別し、組み立ての注文内容と一致していることを確認

課題:内部のトリム部品は色が異なるだけで相互代替可能な部品であるため、誤った部品を設置しやすい。組み立てが進むにつれ、こういったミスを修正するのがさらに困難になる。

ソリューション:タッチスクリーン搭載のiVuシリーズ カラーセンサ

メリット

  • 部品のわずかな色の違いを識別する平均色カラーツール
  • センサのレンジと分解能を高める交換可能レンズ
  • 装置の設定と検査の管理作業を簡略化する、グラフィカルユーザーインターフェース搭載のタッチスクリーン操作
  • PLCへの色値のエクスポートを簡単に行うためのイーサネット/IP™、Modbus TCP®、PROFINET® 産業プロトコル

さまざまな部位に使用できる色の異なる部品

自動車のトリムパッケージは、ラインの各車によって異なることがあります。多くの内装トリム部品は交換可能であり、多様な色オプションが用意されています。正しいトリムパッケージが車両に設置されるように、組み立ての各段階で、各トリム部品を検査する必要があります。

部品の色を検査して組み立てのミスを識別

内装組み立てエリアに設置されたCマウントレンズ付きのiVuカラーセンサを使って、各車両のドアパネルの内装トリム部品を検査します。Cマウントレンズはセンサの作動距離を拡張するため、検査に必要な分解能レベルを損なうことなく、オペレータの作業エリアから離れた場所に設置することができます。

搭載されたタッチスクリーンを使用しながら、対象領域でキャプチャされたエリアのRGBまたはHSI値を識別する平均色ツールを使用するようにiVuカラーを設定します。この情報は産業イーサネット接続を介してPLCに伝達され、車両の組み立て注文内容に指定された値と比較されます。伝達された値が誤っている場合、以降の組み立て作業に進む前に、組み立て作業員にエラーを修正するように通知されます。

この記事で取り上げられた製品

ビジョンセンサ: iVuシリーズ
ビジョンセンサ: iVuシリーズ

光電センサの単純さとスマートカメラの高度技術を併せ持ったiVuは、レンズ、照明、I/O、タッチスクリーンまたはPCプログラミング機能を備えた一体型のビジョンセンサです。

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