不規則な荷物を積載したパレットの検出
課題
梱包用途では、パレットにはさまざまな形状や色のボックスが積載されることが一般的です。このため、色、反射性、不均一な表面による誤検出が発生する可能性のある従来の光電センサには検出上の問題点があります。コンベア上を通過するボックスの形状や色に関わらず、パレットを確実に検出するソリューションが必要です。
解決法
超音波センサは確実なパレット検出を実現します。超音波センサは音波を発信し、ターゲットから跳ね返る音波の戻りエコーを「リスンします」。確実な背景(この場合はコンベア)をセンサにティーチすることで、センサはコンベアから戻る音波をリスンします。センサとコンベアの間を通過する物体が検出され、出力が切り替わります。
この用途では、U-GAGE QT50U超音波センサが使用されています。QT50Uは最大8mの拡張検出範囲と全検出範囲のわずか2.5%の超音波デッドゾーンが特徴で、プッシュボタンまたはリモートティーチモードプログラミングにより簡単に設定することができます。