製紙機械の高温エリアの照明
パルプ・製紙工場施設は一般的に散々とした環境であり、複数の複合機械が備えられています。製紙プロセスには、非常に細かい木製パルプ、薬品、およびシートが破れないようにする大量の水が伴います。施設内の湿った大気と蓄積したパルプにより、一般的な産業設備が簡単に破損する可能性があります。
製紙プロセスではヒーターや乾燥機を使ってシートを乾燥し、使用された薬品を安定化させています。ヒーター内部の照明によって機械内が見やすくなると清掃やメンテナンスに便利ですが、機械内部の高温で湿った空気に耐える頑丈な照明装置でなければなりません。
乾燥器内の高温LED照明
パルプが紙シートに加工される際、染色、薬品塗布、さまざまな最終加工がなされる間、シートが裂けないように、シートの湿潤状態が維持されます。すべての薬品塗布過程が終了すると、包装といった最終生産ステージに移行する前に、紙を完全に乾燥する必要があります。加熱されたエンクロージャを使えば乾燥プロセスを加速化できますが、温度・湿度が高く、清浄な環境でないため、照光するのは困難です。
バナーエンジニアリングのWLH60 LED照明は、従来のLEDでは機能しないか、熱損傷により頻繁に交換する必要のある高温環境で特に機能するように設計されています。耐久性の高い照明器具には熱の発散に役立つ黒いイーコート加工済みのアルミニウム製ハウジングが使用されており、最高100℃に達する環境での使用が認められています。
WLH60 照明はIP67、IP68G、およびIP69K等級に対応しているため、耐水性、耐油性、ほとんどの薬品に対する耐性に優れています。ハウジングは機械に蓄積したパルプやくずを洗い流す高圧洗浄にも耐えられほか、振動や衝撃への体制も備えています。
・過酷な環境に耐えるヘビーデューティー仕様のアルミニウム製ハウジング
・光軸調整ランプとインジケータを使って簡単に光軸調整と設定が可能
・防護高さは500、800、900、または1200 mm
・周辺防護用途では最長検出距離60メートル