温度センサでデフロスターの電熱線を検出 [成功事例]
リアウィンドウの検査設備にT-GAGEセンサが取り付けられています。ウィンドウ製造メーカーは自動車組み立て工場に製品を出荷する前に、デフロスターの各電熱線が仕様温度まで加熱するかを検査します。
顧客の要件: リアウィンドウに張られたデフロスターの電熱線が所定の温度に達するか検査する
解決法: T-GAGE™ M18Tシリーズ
採用理由: 使いやすさ— 投光器やコントローラ、外部増幅器が一切不要なT-GAGEは、赤外線イメージング技術に比べてセットアップ、メンテナンス、トラブルシューティングが簡単
顧客のメリット
リーズナブルなソリューション— T-GAGEを使うことで各電熱線の検査コスト効率良く実施でき、複雑なメンテナンスも不要
品質管理の向上— センサの出力データからウィンドウコンポーネントの完全な検査が行われていることを確認でき、仕様不適合に対するペナルティを防ぐ
背景
自動車製造の最初の段階では、コンポーネントの検査が非常に重要になります。ひとつでも製造指示に従っていない箇所があれば全コンポーネントが廃棄され、部品メーカーは再検査や輸送の費用を自分で負担しなければならなくなります。
課題
ある自動車メーカーで、デフロスターのグリッド線に欠陥があるとして、出荷されたリアウィンドウ製品が不合格になりました。そのウィンドウメーカーではデフロスターシステム全体での消費電流を測定して全体的な欠陥を検出する検査が行われていましたが、この方法では破損した1本の電熱線によるわずかな影響を検出することはできません。そこでこのウィンドウメーカーはミシガン州にあるオートメーション企業とパートナー提携して、それぞれの電熱線が仕様の温度まで加熱することを出荷前に確認できる検査設備を作りました。
解決法
バナーがT-GAGEを推奨する前、ミシガン州のOEMでは赤外線イメージング技術を利用することが検討されていました。赤外線検査は複雑でコストがかかる上に、エンドユーザーはプロプラエタリソフトウェアを習得してPCをすぐに使用できる環境を整えなければなりません。一方、使いやすくコスト効率に優れた独立型T-GAGEを使えば、電熱線1本ごとに温度センサ1台を割り当ててより包括的な検査設備および検査方法を実現することができ、より信頼性の高い製品の製造に役立ちます。