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  • 家具製造業での温度および湿度の管理

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    課題

    大手の家具製造業メーカーでは、大規模な製造施設内にある多くの部屋で温度および湿度を監視して管理する必要があります。以前は手動でこれらのデータを測定しており、この作業は工場全体で一週間を通じて定期的に行われていました。

    このような手動による測定では特定の時点のデータしか得ることができず、データの取得作業に3時間以上かかっていました。これでは工場環境の管理に役立つリアルタイムの正確な情報は得られません。

    手動でデータを収集してファンシステムを制御するやり方は時間の浪費になるだけでなく、制御ミスによって保管場所にある木材、加工中の材料、完成した製品が損傷してしまうことがありました。

    解決法

    温度湿度センサを装備したワイヤレスシステムを使用して環境データを取得し、Modbusベースのホストシステムに送信することで、手動によるデータ収集の必要はなくなります。

    SureCross温度湿度センサは電池内蔵型FlexPowerノードに接続され、施設中に設置されます。環境データがModbusベースのホストに返されると、温度および湿度の傾向に基づいてファンシステムが自動的に制御されます。

    温度または湿度レベルが最適な範囲を超えると環境システムがすぐに作動して、保管場所の木材や製造フロアにある加工中の材料が損傷を受けるのを防ぎます。

    製造施設ごとに、温度/湿度センサが装備されたノードをおよそ30台とゲートウェイ1台を設置します。

    ワイヤレスネットワークを使って環境条件を監視することで、温度や湿度のデータを手動で収集する必要はなくなります。ファンシステムは自動的にオン/オフが切り替えられ、施設内の環境を一定の条件に保つことで在庫品の損傷を防ぎます。

    この記事で取り上げられた製品

    Performanceシリーズのゲートウェイとノード
    Performanceシリーズのゲートウェイとノード

    大規模なエリアでI/Oを伝送するポイントツーマルチポイント (一対多) ネットワークを作成します。入出力のタイプにはディスクリート (ドライ接点、PNP/NPN)、アナログ (0~10 V DC、0~20 mA)、温度 (熱電対およびRTD)、およびパルスカウンタがあります。

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